今日はちょいと真面目な話を・・・。
今日は、この記事をピックアップしてみました。
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奈良県が周産期医療センター開設(11/27付 読売新聞より)
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周産期医療センター拡充-県、平成20年 県立医大病院(11/28付 奈良新聞より)
ようやっと、ようやっと・・・『重い腰』を上げた感が強いのですが・・・。
今年の8月に奈良・大淀町の大淀病院で、分娩中だった妊婦さんが、脳内出血による意識不明状態を『分娩中のけいれん』と誤った判断をされた上に、19ヶ所の病院に搬送を拒まれ、最終的には亡くなられてしまったと言う、痛ましい事故が起こってしまったのは、記憶に新しいところです。
今回の事故を受けて、奈良県では早急に、未整備となっていた「総合周産期母子医療センター」の設置に着手し、2008年の1月に「奈良県立医大付属病院」内に開設することが、決定したそうです。
今回の開設へ向けて、奈良県庁が迅速に対応したところは、一歩前へ進んだ感はあるのですが、ただ・・・、これは書き方として不適切なのかもしれませんが・・・。
いつも思うんですが、なぜ『幸せ』な未来を迎える筈だった人の『尊い命』が、こう言った『辛い現実』となって表に現れてこないと、『未整備』の状態から抜け出すことが出来ないんでしょうか??
この時は、担当医の判断ミスもあったでしょうし、奈良・大阪の計19ヶ所の病院に転送拒否されてしまった事も、亡くなられてしまった原因の1つだと思いますが、根本は、この問題を『未整備』のまま放置していた
行政に、問題がある訳で・・・。
今回の事故については、大淀病院側もミスを認め謝罪している訳ですが、とは言え・・・、最近の産婦人科医院にも
厳しい現実があるのは確かなんですよね・・・。
これは全国的に言える事かもしれませんが、奈良に限定して言うと、奈良の産婦人科のお医者さんは、本当に少ない。
特に、ウチの嫁さんが妊娠したこともあって、とても強く感じています。
国の『医療制度』や『医療改革』が悪いのか、自治体そのものの問題なのかは、素人の私にはよく解りませんが、ただ・・・。
妊婦さんやその家族が、安心して『お産』に向き合える体制を早急に作っていただかないと、本当の
『少子化対策』には繋がっていかないと思うのですが・・・。
極端な言い方かもしれませんが、ただ『給付金』を出す事だけが、
『少子化対策』では無い筈だと思うのですが・・・。
奈良県に住む私としては、奈良県の今後の体制強化に、大いに期待したいところです。
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