今日は少しまじめな話を・・・。
私はかつて、サラリーマンをしていた時期がありました。
化粧品関係の仕事で、これはこれでなかなか面白いところもあったのですが、色々な事情もあり、前の会社を辞めて実家の自営業を継ぎ、かれこれ5年程になります。
会社を辞めるとき、正直、何か先のことを考えていた訳ではありませんでした(^^;)今思うと、よく辞めれたな、と思ったりもするのですが、とにかく
“自分の力で何かしたい!”
ただそれだけで、実家が自営業なのを口実に辞表を出して辞めてしまったのです。
当然の如く、後悔の瞬間はすぐにやってきました。
“今月の給料は無し・・・!”
まさにカルチャーショックとはこの事でした。今まで、労働の対価として毎月確実に給料、という形で収入を得ていた生活。それを当たり前と思いすぎていたのかもしれません。
“甘かった・・・”でも今更、会社へは戻れない・・・。
で結局、今に至っているのかも知れませんが・・・(^^;)
なぜこんな話を・・・、と言うことなんですが、先日会社員時代の同期と会う機会があり、その席である人が、
“自営業は気ままに好きな事が出来てうらやましい。法律も変わるし、俺も退職して何か起業しようかな。”と言う相談を持ちかけてきました。
今の時勢を反映してか、“自営業がうらやましい”と私に話してくる人が最近身の回りで、とても増えた気がします。確かに新しいことにチャレンジしてみることは、悪いことではないと思います。法律も変わりましたし、業種によっては、わずか数年で野球チームを買えるまで成長することも夢では無い時代になってきました。
でも私は、相談を持ちかけてくれた人に、必ず次の一言をアドバイスするようにしています。
「自分のやってみたい事で“1円”売り上げる事が出来た時に、退職して起業することを考えてみたらどうかな?」と。
こう言うと、“1円位、すぐ稼げるわ!”と返事する人が意外と多いんですね。
でも、“1円”売り上げを上げることこそ、商売の本道だと私はあの日以来、思っています。
たかが1円ですが、されど1円。1円でも不足になると会社は潰れてしまうんです。法律が変わったとはいえ、簡単に退職独立、と言うのは正直あまり人には勧めないように私はしています。
であれば、どうするのか?私は、極力“週末起業”を勧めるようにしています。
私が、週末起業フォーラムに参加しているから、と言うわけでは無いのですが、自分の経験としてある程度自信がついてから、退職・起業しても遅くは無いと、最近特に感じています。
もっと早く知ってたら・・・、と思いながらも日々新たなことに挑戦し続けたい、と思う今日この頃であります!