今から丁度24時間前に、甲子園で日本シリーズ第4戦がプレーボールとなり、ロッテの日本一で幕を下ろした訳ですが、今年のシーズンが残した課題も色々ありましたね。
ロッテと阪神との差。改めて振り返って見ると、色々な要素があったと思います。
細かな点については、
兄やんさんのブログでかなり解り易くまとめておられるので、こちらでは私なりの見解を兄やんさんのブログを参考にしながら、書いてみたいと思います。
一番指摘されているのは、“情報戦”で阪神がロッテに敗れてしまった点。言い方を変えると、ある1つの情報を100%活用していたロッテに比べて、阪神はどれくらい使いきれていたのか。
ただ、この点については阪神に不利な部分はあったのは否めないと思います。プレーオフが導入されていたパ・リーグは、いくつかのチームをマークしておかないといけなかったのに対して、導入していないセ・リーグについては、阪神か中日のマークでよかった分、情報戦で後手に回ってしまった所はあったかもしれません。
だからといって、これだけの大差の試合になってしまったのは、それだけでは無い要素もあったんでしょうね・・・。
結局、情報と言うのは仕事でもそうですが、使うべき人が有効に使いきれてこそ生きてくるのであって、ただ知っているだけでは意味が無いんですよね。
“情報を生かせる”と“情報を知っている”とはここまで大きな差になってしまうんだな、ということなんでしょうね・・・。
それから、これは“理由にならない!”と言っておられる方もいますが、日本シリーズまで3週間近く空いた点について。過去に歴史を紐解いてみると、83年以降で20日以上空いたチームは16チームあり、内、7チームがそれでも優勝しているそうですね。そういう意味では、一概に不利とは言えないのかも知れません。
この点についても、兄やんさんの方が上手くまとめておられるので、書くことが無いのですが(^^;)、ただ、“不利”“不利で無い”と言う議論を起こしてしまうシステムに、かなりの欠陥があるとは思います。それを放置していた責任はあるのではないでしょうか。
“勝者を卑しめる”と取るのではなくて、“議論すべき問題”と取るべきだと思うのですが・・・。
そういう観点から見て、あまりにも全体の流れを見ずに、安易的にプレーオフを組んだばかりに、ソフトバンクが1位を取っていながら、2年連続で敗れてしまったり、阪神が自分達の野球をさせてもらえないまま4連敗を喫してしまったり、という結果になってしまったのは、見ての通りです。
徹底したマークを受けた上、情報戦でも後手に回り、さらに欠陥構造の中での戦いを余儀なくされたタイガースとその環境を上手く生かしきったマリーンズ。
冷静に考えれば、結果は見えていたのかもしれません。
そういう意味では、ソフトバンクの2年連続の無念とタイガースの大敗、ロッテの大勝があったからこそ、“見直そう!!”と言う議論が高まってきた訳ですから、敗れたとは言え、タイガースの残した“課題”の意義は大きいと思いますね。
ひょっとしたら、来年もこんな事態になっていたかもしれませんから・・・。
日本一になれなかったのは、一夜明けて、改めてとても残念と感じますし、やっぱり悔しいです。ロッテの胴上げがとても羨ましく感じました。
でも、ロッテが見せてくれた今回の戦い方は、タイガースにとってかなり参考になったのではないでしょうか??
確かに、構造を変えないとどうしようもない点はあります。これについては、セ・パ両リーグやコミッショナー等も含めて、検討していってもらわないといけない部分であります。
でも、情報戦については、甘かった部分を知ることが出来、却って+になったのでは?と思ったりもします。
情報戦を制するにはどうすべきか?
来年、ペナントを制するにも必要な要素でもありますし、ぜひとも今回の苦い経験を誰よりも味わったんですから、これを生かして、忘れ物を掴み取って欲しいですね!!
来年こそ!リベンジです!!
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