今回の功名が辻・第34話は、秀吉と茶々の間に子供が誕生するお話がありましたね。
実子の世継が出来たことで、とても喜ぶ秀吉の影で、微妙な立場になりつつあるのが、甥に当たる成宮くん演じる秀次。
この現実に直面したとき、彼はどう感じていたのでしょうか。
幼少の頃から人質に出されたりと、決して恵まれた境遇に無かった彼にとって、秀吉の後継と思えるからこそ、今も色々なことを耐え忍ぶ勇気になっていたと思うのですが、それが秀吉の世継が誕生したことで一変し、目の前で鶴松こそわが世継、などと言われた日にはたまったものでは無かったのでは無いでしょうか。
無論、秀次の宿老として補佐している一豊にとっても、「出世競争」から考えれば不利な立場になってしまう訳で。。。
後の秀次の悲劇を考えると、とても可哀そうな感じを受けてしまいます。
誰しも自分の「存在」意義と言うものを考えたときに、「利用されている」とか「都合のいい存在」と感じれば、心地よいものでは無いですよね。
そう思うと・・・果たして秀吉には「天下人」としての器があったのか、微妙に思えてしまった今回のお話でありました。
それと・・・北政所さんも、今回の茶々の懐妊劇はとても辛かったことでしょうね。。。
秀次とは違う意味で、何とも言いようの無いものを感じていたのかもしれません。
この件が後の豊臣家の崩壊へと繋がっていくと考えると、茶々の懐妊劇そのものが復讐!?なんて考えてしまうのは、考えすぎでしょうか・・・。
今回はなにやら、複雑な思いを感じた回でしたね。
さて次回は・・・いよいよ北条攻めへと突入していく豊臣勢。
一豊は恩賞をもらえることが出来るのでしょうか??
来週も楽しみですね!